基本のコンプレッサーの使い方【主要パラメーターの解説】

2021年3月10日TIPSDTM,コンプレッサー,プラグイン

音作りの上で必須とも言えるコンプレッサー、皆さん使いこなせてますか?
DTMや楽器を始めたばかりの方にとっては、他のエフェクトに比べ音の変化が分かりづらいことや、パラメーターの複雑さから使わなくなってしまったりなんとなーく使ってるって方も多いんじゃないでしょうか。

そんなコンプレッサーの主要な各種パラメーターやセッティングについて簡単に解説したいと思います。

そもそもコンプレッサーは何の為に使うのか

簡単に言うと大きい音を圧縮し小さくしてくれるのがコンプレッサーです。

例えばタッピングやスラップ等で楽器の奏法の違いによる音量差の問題を解決してくれたり、大きく出過ぎた部分を圧縮し全体のボリュームを上げることで音圧を稼ぐなどの用途や、圧縮されたコンプ感のあるサウンドが好きだから使うという方もいます。

「そんなに便利なの?ならがっつりかけたら最強!?」と思う方もいるかもしれませんが、かけすぎてしまうと音の立ち上がりが悪くダイナミクスのないのっぺりとした演奏に聞こえてしまうため、次に説明する各種パラメーターを用途に合わせて設定して上手くコンプレッサーと付き合っていきましょう。

Threshold(スレッショルド)

スレッショルドは上の画像の赤丸の位置、つまりはコンプレッサーが音を圧縮し始める音量レベルを指定するパラメーターになります。
スレッショルドを上げればコンプのかかりは弱く、下げればコンプのかかりが深くなります。
最初にコンプの設定をする際にはスレッショルドを低く設定し、かかった時のキャラクターを掴むのがおすすめです。

Ratio(レシオ)

スレッショルドで設定した値を超えた音をどれだけ圧縮するかのパラメーターになります。
1:1なら圧縮せず、4:1なら超えた音を4分の1に圧縮するといった具合です。

上の画像ではレシオの設定が左は2:1、右は20:1と極端な設定になっていますが、赤丸の部分の変化が分かるかと思います。

Attack(アタック)

これは入力された音に対してエフェクトをかけ始める早さを設定するパラメーターになります。
この値を大きくすれば音の立ち上がりが潰れず、自然にコンプレッサーをかけることが出来ますし
この値を低くすることで音の立ち上がりを潰し、しっかりとコンプのかかったまとまった音にすることもできます。

ただこの値に関しては元の音や楽器によってかけ方が変わってくる部分なのでバランスを見ながらいじりましょう。
例えばギターやベースでアタックタイムを極端に早くしてしまうとピッキングのニュアンスが出づらくなってしまいます。

Release(リリース)

リリースは入力された音がスレッショルドを下回った後に圧縮を維持する時間のことになります。
ダイナミクスを出したいときはリリースを短くすることでナチュラルかつ歯切れの良い音に。
音の抑揚を抑えたいときはリリース長くすることで余韻を太く保ちます。

かかり始めるまでの時間であるアタックとその後のリリースを上手く調整することがコンプレッサーの使い方のポイントでもあります。

まとめ

以上の4つのパラメーターがコンプレッサーを使う際の主なパラメーターとなります。
今回画像に使用したStudioOne付属のコンプレッサーには他にも細かいパラメーターがありますが
ひとまずはこの4つを意識してセッティングしてみましょう。
コンプレッサーのセッティングはどうしても入力された音によって変わってきてしまうので
誰かの設定を真似するよりも自分でいじってみたほうが理解がはやいと思います。

使うコンプレッサーの種類に迷ったときには別記事でアナログコンプレッサーの特徴をまとめてますのでそちらも併せて参考にしてください!