【真空管プリアンプ】ALBIT A1FD proレビュー【ベース】

2021年4月2日ベースALBIT,プリアンプ,ベース機材

先日ALBITのA1FDproを購入したらすごく良かったので今回はこちらについて紹介していきます。
基本的な仕様からサンプル音源付きでどんな音が作れるのかの紹介、それと購入した理由についても触れていこうと思っていますのでよろしければ最後までお付き合いください!

ALBIT A1FDproの仕様

真空管12AX7を使用したハンドメイドのプリアンプ/DIで便利な機能がいっぱい。
また、RETURNに直接挿すことでフラットな真空管DIとしても利用できます。

便利な機能がいっぱい故につまみやスイッチがたくさんあるのでそちらも見ていきましょう!

EQや細かいスイッチ類について紹介

上段はVOLUME・TREBLE・MID・BASS・BALANCE VOL
ボリュームとEQになりますがここで注意点が1つ。このEQが少し変わっていて全て真ん中にしてもフラットにはならず、若干ミドルの削れたドンシャリ気味なサウンドになります。
これは古いFenderのアンプ回路を基にしているからで、おおよそTREBLE、BASSを10時、MIDを1時くらいで聴感上のフラットなサウンドになるようです。

中段はスイッチ類で左からMUTE・BRIGHT・MID RANGE・CROSSOVER POSITION・BAL OUT SELECT・PHASE・GND LIFTとなります。
・BRIGHTはTREBLEの更に上の高域をブースト。(アナライザーで見た感じ4kHzから先が持ち上がってる印象)
・MID RANGEはWIDEにすると説明書ではミドルの調整範囲が5倍になるってことだったけど試した感じ更にミドルが持ち上げられるってシンプルに考えて良さそう。
・CROSS OVER POSITIONはHIGHにすると高域の特性が変わるらしく少し柔らかく太い音になりました。
・BAL OUT SELECTはバランスアウトの出力がプリアンプを通るか通らないか選べるんだけど、プラグイン側で基本的な音作りをしてる僕にはこれが便利でした。わざわざプリアンプスルーする為に繋ぎなおしたりするのも面倒ですし。

下段はSEND・RETURN・UNBALANCE VOLの3つ。
RETURNに挿して真空管DIとして使うときはここのRETURNのつまみがボリュームになります。

センドリターンの仕様

実はRETURNの入力直後にもう一つの真空管が入っているようで、パッチケーブルを使ってセンドリターンを直接繋いであげれば真空管2本のより温かみのあるチューブサウンドになります。

ALBIT A1FDproでの音作り

ジャズベース→A1FD→オーディオインターフェイスで繋いだサンプルです。

・TREBLE BASS10時、MID1時のフラットなサウンド

・TREBLE BASS10時~11時、MID3時 MIDRANGE WIDE

・TREBLE BASS1時~2時、MID10時 BRIGHT ON

・おまけ 最初のフラットなサウンドをDarkglassのプラグインで歪ませたもの

色々いじってみた印象 良い所と悪い所

まずEQの効きについては通常のカットブーストと違って1か所変えるとなんか全体に影響してる感じ。
それが良いか悪いかはさておき音作りの幅として、BASSとTREBLEをMAXにしてーなんて極端なセッティングでも音が破綻しない。

良い所
・チューブサウンドが得られる
・DIとして便利で高品質
・CROSSOVER POSITIONがLINE録音特有の高域のカリカリ感を消すのに便利
・VOLUMEの調整でアンプをドライブさせたような若干の歪みが得られる
・100~200Hz辺りのローミッドが豊か
・程よく音にまとまりが出る
・エフェクターとしてのプリアンプじゃなくて本当にアンプのプリアンプいじってる感覚。

悪い所
・1台で色々なキャラクターに変えれるようなプリアンプではない
・音作りの幅はそこまで広くない(実用的な範囲)
・ON・OFFの切り替えは出来ない(繋ぎっぱなしにしてるのでアダプターを抜き差ししてオンオフする必要がある)

悪い所は正直人によるというか求めてる物によると思います。
僕が求めていたのはこのプリアンプで様々な音を作ることじゃなくて、チューブプリアンプとしてのアナログ機材特有の味付けでした。それに関して本当にこれを選んでよかったと思います。宅録でしか使わない僕はプラグインで音作りをする前提で購入したので、今の音を純粋にレベルアップさせてくれるような感覚です。

まとめ

これ1つで積極的に音作りをするというよりはEQで補正をしつつ程よくまとまりのあるチューブサウンドが得られるプリアンプDIです。
僕は家でしか使いませんが、外で使う方もA1FDがあれば置いてあるアンプに左右されることなく音作りができるかと思います。
ATDIという純粋な真空管DIも販売されているので他に機材を持っていて真空管の味付けだけ欲しいって人はそちらでも良いかもしれません。僕はギターやベースを持ち換えたりするときに手元のEQでちょっとした補正だけしたかったのでA1FDを選びました。
1つ言い忘れてたのがこれギターでも使えるんですよね。これ通してAmplitubeなどのアンシミュで弾いてみると気持ち良い音が出ました。今回はベースでの使用レビューだったのでギターで使用したレビューも今後記事にしたいと思います。



ALBIT公式
公式サイトにもサンプル音源などがあるのでぜひこちらもチェックしてみてください。