【書籍】DTMerのためのフィンガードラム入門レビュー

2021年4月2日レビューフィンガードラム,書籍

「DTMerのためのフィンガードラム入門」を読んだので感想を書いていこうと思います。
個人的にはちょうどドラムの打ち込みをマウスからリアルタイム入力に変えていこうと思っていた矢先にこちらの書籍が発売されたのでとても参考になりました。

DTMerにフィンガードラムは必要なのか

一般的な回答としては「生感が欲しいならリアルタイム入力」となるんでしょうか。
以前雑誌で見た記事で小室哲哉氏は4つ打ちのダンスミュージックでもドラムは鍵盤で打ち込んでいるとおっしゃっていました。1曲通してリアルタイム入力な上にクオンタイズもかけていないとのこと。
ここまでいくとある程度の技術力が必要になるかもしれませんが、やはり人の手で作られるからこその良さが出るんでしょうね。勿論マウスでのステップ入力にもそれはそれで良さがあると思いますが。

この書籍はフィンガードラムを始める為にあたっての基礎知識と練習方法が解説されています。
これからドラムをリアルタイムで打ち込みたい…っていう方にはオススメ。

QRコード付きで模範演奏動画が確認できる

昔は教則本にDVDがついていましたが、今はQRコード付きで読み込むとYoutubeで模範演奏動画が確認できるようになっています。動画に関しては教則本を買わずともリットーミュージックの商品ページから動画が一覧で確認できるようになっているので、気になる方は一度購入前に確認してみても良いかもしれません。

DTMerなら難しく考えずに初めてみるのがオススメ

フィンガードラムのプレイヤーになりたいっていう話になると結局のところ練習あるのみです。
ひたすら基礎の練習を積み重ねてうまくなっていって演奏する。それが目的でしょう。

ここでよく考えてみて欲しいのが、ドラムの打ち込みのクオリティーを上げたいという話であれば、クオンタイズしちゃダメってわけでもないし1小節ずつ録音したり同じフレーズをコピーしても良いと思うんです。
勿論続けていくうちに上手になって1曲通して弾けるようになったりクオンタイズも不要になるかもしれません。小室哲哉氏がそういうなら俺もクオンタイズなしで通して弾いてやるぞ…!!なんて最初から理想を高く持ってしまうと正直躓いちゃうと思います。
(とはいえ100%でクオンタイズするとマウスぽちぽちとあんまり変わらなくなってしまうのでゆるくクオンタイズするのがオススメ)

本書もこれを読んだらすぐに上手くなるようなものではなく、練習する為・始める為のコツというかきっかけのような書籍になってるんじゃないかなって僕は思ってます。

だから、上手くできなかったらクオンタイズで若干調整してあげたりどうしても出来ないところはマウスの手入力で直したっていいから、気になってるのであればこれを機にフィンガードラムを始めてみるのがいいんじゃないかなと。

個人的に参考になった部分

パッドのレイアウトの話と右手と左手の使い方に関して非常に参考になりました。
フィンガードラムって鍵盤だと右手でハイハット左手でキックとスネアなイメージがあったんですが、拍の表を右手、裏を左手で…っというような叩き方はパッドならではなのかなと思いました。
これを知れればあとは練習あるのみなんじゃないかな。実際書籍の後半は練習用の譜例になっています。
勿論その都度練習の目的やヒントが記載されているので参考になると思います。

まとめ

他にもパッドの設定についても記載されているので、パッドを初めて買うよって人も安心して取り組めると思います。
演奏するプレイヤーとしてこの書籍を読むのか打ち込みをする為にDTMerとして読むのかで参考になる部分はきっと違うんだろうな、と思いますが僕はパッドのレイアウトや叩き方が一番知りたかった部分なので非常に参考になりました。練習自体は既に他の楽器を経験されているかたなら教則本の譜例ってなんとなく想像つくんじゃないかと思いますが基礎の練習です。上手くなるっていう部分に関して言えば結局のところ練習次第。

また著者のスペカン氏がYoutubeにて書籍の解説を行っているのでこちらも併せて参考にしてみてください。