【ベースプリアンプ】MXR M80 Bass D.I.+ レビュー

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昔はサンズアンプのライバルってイメージのあったMXR M80ですが、今は立ち位置的にどうなんですかねー。MODされた物が販売されていたりとなんだかんだ好きな人は多い印象。サンズアンプやダークグラスとはまた違った歪み方なんですよね。
今回は宅録で使うにあたってM80ってどうなのってのをレビューしていきたいと思います!!

基本的な仕様と特徴

ベースプリアンプの中では比較的お手頃な価格でコントロール類もシンプルな作り。
BASS・MID・TREBLEの3バンドEQでクリーンチャンネルとディストーションチャンネルを切り替えて使用出来ます。チャンネルごとにボリュームがあるので音量差がつかないように使うことも出来るので便利ですね。
あとはM80で一番特徴的なのがカラースイッチというクリーンチャンネルのときに使えるスイッチなんですが、これは後ほど詳しく書こうと思います。

宅録で使うにあたって便利な点

実はこのM80、ファンタム電源の供給で作動するんです。
DIRECT OUTPUTからオーディオインターフェイスに直接繋いで、オーディオインターフェイス側から48Vファンタム電源を供給すればアダプターや電池不要で使えるのでめちゃくちゃ便利です。M80側ではPHANTOM/GROUNDのスイッチをONにしてください。
本当に世の中のプリアンプやDI全部こうなって欲しい。

もう1つ便利なのがPARALLEL OUTPUT
何が便利かっていうとINPUTされた入力をパラアウトから別で出力できるので、M80でかけた音と別に素の音を同時に録音することができるんです。
保険として素の音も録音しておくとなにかと便利なので、こういう機能があるのはありがたい。

EQについて

BASS・MID・TREBLEのシンプルなEQ。
EQの詳細は以下の通り。
BASS:60Hz ±18dB
MID:850Hz ±10dB
TREBLE:4kHz ±12dB

少しEQをいじったサンプルを用意したので聴いてみてください。

①BASS2時 MID12時 TREBLE2時 の若干ドンシャリ気味の設定

②BASS12時 MID5時(MAX) TREBLE12時 たまにMIDフルで使ってる人を見るので試してみました

①は定番の若干ドンシャリ気味の設定で使い勝手が良いです。
②のMIDフルのほうはMIDの周波数が850Hzってこともあってちょっとカリカリ感が強め。歪ませた時にジャリっとした質感を出したい時は良いかもしれませんが、クリーンで使うにはMIDはあまりブーストしないほうが好みでした。

カラースイッチ

M80の一番の特徴といっても過言ではないカラースイッチ
押すと何が起きるのかっていうとめちゃくちゃドンシャリになります。弾いてて気持ち良い。
音は以下の通り

①EQフラットでカラースイッチOFF

②EQのフラットでカラースイッチON

重心がぐっと下がって迫力のある音になりました。
ただし…これなにが起きてるかっていうと中域ががっつり削られてローカット&ハイカットもかかってます。

アナライザーで見るとこんな感じ。
2枚目がカラースイッチONの状態です。見事な谷間。
この曲にはカラースイッチONの音がばっちり合うんだ!!って場合には良いんですが、録音してあとから足りない部分を補うのはなかなか難しいので、個人的にはカラースイッチは使わないです。弾いてて気持ち良い音ではあるんですけどね。カラースイッチONよりはEQでMIDを少しカットして作ってあげたほうが良いんじゃないかなーと。
ライブとか特定の状況では飽和しがちな低音をスッキリ聴かせられるので良さそう。

ディストーションチャンネル

M80の歪みは結構がっつり歪みます。
ブレンドつまみを利用して上手く原音を混ぜてあげるのが音作りのポイント。

どれくらい歪むのが早速聞いてみましょう!(※前半後半で若干音量に差があります)

①GAIN12時で前半4小節はBLEND12時・後半4小節はBLEND5時(MAX)

②GAIN5時(MAX)で前半4小節はBLEND12時・後半4小節はBLEND5時(MAX)

GAIN12時でも結構歪みますねやっぱり…
軽く歪ませて使うか、がっつり歪ませて原音に少し混ぜるような使い方がとりあえずは使いやすい音が作れるんじゃないかなーと思います。そこから好みで調整していきましょう。

③GAIN10時、BLEND1時

僕は③くらいの感じが使い勝手が良くて好きです。

ディストーションチャンネルの位相問題

これについてなんですが…レビュー記事やYoutube等でも話題に上がることがあって、気になっていました。
ディストーションチャンネル使用時に位相が反転するという話です。
実際どうなのかなと思って試したところ僕の持ってるM80は確かに反転してました。
反転する個体としない個体があるようなのでそこも注意。
ただ、反転していた場合はDAWだったりDIだったりで更に位相反転させて元に戻せば良いだけなので特殊な使い方をしない限りはそんなに気にすることもないんじゃないかなーと思います。

まとめ

MIDが若干使いづらい点と歪みすぎ!っていうところは個人的に気になりますが、値段も手頃で使い勝手も良いので人気なのも頷けます。がっつり歪ませる場合はかけっぱなしというよりソロとか弾くときに使い所もありそう。
宅録で使うにはどうなのってところはEQはDAW側で割となんとでもなるのでこの歪み方が好きかどうかが一番のポイントですね。ファンタム電源で動くところとかはめちゃくちゃ便利で好印象です。
音作りもわりとさくさく出来るシンプルな使い勝手なので迷いなく使える点も◎

今は色んなベースプリアンプ/DIが販売されているので購入も迷うかと思いますが、価格面で試しやすいのは嬉しいとこですねー。最近のプリアンプってどれも高級路線でお高いものが多いですし。
とまぁそんなわけでMXR M80のレビューでしたが購入の参考になれば幸いです!!