ボーカルエフェクトプラグイン iZotope VocalSynth2 レビュー

2021年6月7日プラグイン,レビューDTM,ボーカル

iZotopeのVocalSynth2を購入してみました。
ボコーダーやロボットボイスやらボーカルエフェクトで加工するの楽しそうだなーと思ったものの加工が意外と難しい…!難しいというよりは基本的に飛び道具のようなエフェクトなので自然に使おうとすると難しいって感じですかね。

5種類のボーカルエフェクト

VocalSynth2では5種類のボーカルエフェクトが使用出来ますのでどんな感じかそれぞれ見ていきましょう!
今回加工する元の声はこちら。NEUTRINOナクモを使用しました。

NEUTRINO ナクモ

Biovox

人間の声にインスパイアされたシンセシス
あらゆる音源の鼻音、母音の形、フォルマントなどの音声特性を調整します。

エフェクトをかけるとこんな感じ。

2つのオシレーターを使用して加工していきます。
これはなんとか歌詞が聞き取れる程度ですが、それこそ歌というよりもシンセ音になるくらい加工することも出来ます。
個人的にBreathという囁き声っぽさを強調出来るパラメーターが便利そうだなーと思いました。Breath増し増しでディストーションと合わせてデスボイスっぽい事もやれそう。いや普通に出したほうが早いか…

Vocoder

定番のフォルマント作成ツール
この定番のボーカルツールで、どこかで聞いたことのある、みんなが大好きな声を作れます。

ボコーダーは使ったことないけど聞いたことはあるって人も多いのでは。

OSCのピッチをオクターブ下か上か0かでかなり雰囲気が変わります。
ボコーダーは様々なところで使われているので5種のエフェクトの中でも一番使いやすいというか、プリセットいじってるだけでもあーこれこれ!!ってなって楽しい。

Compuvox

現代的なロボットサウンドを作れるビットクラッシングエフェクト
SFのようなHookやつぶれたボーカルサウンドなどグリッチで機械のようなサウンドが作れます。

ロボットボイスが作れるエフェクト。

作る音によっては雰囲気がBiovoxに似てるかも。
Bitsを上げていくことでだんだん人間を辞めていく感じでMAXまで上げると壊れた機械のよう。

Talkbox

ビンテージスタイルのエンベロープモジュレーション
ラーンやハードウェアのセットアップなどいらず、太くてリアルなトークボックスのサウンドを簡単に作れます。

フォルマントで雰囲気がガラっと変わるのでここで好みに調整しましょう。

MAXまであげるとこんな感じです。普通のボーカルでこれ使うことはないんだろうけど声ネタ作ってFXとして使ったりするのには良さそうです。

Polyvox

音の太さと特性のコントロール
キレイでリッチなハーモニーやリアルなダブリングを作れます。

最後のエフェクトがこちら。

フォルマントを変にいじらなければこれが一番自然なエフェクト。ダブリングの作成に使ったりするのには良さそうです。

使うかどうかはさておきいじってて楽しい

楽曲で使うの?って言われると自分の作る楽曲では正直ほとんど使いみちがない。やっても声ネタ作ってFXとして楽曲に入れるくらい。
ただこういう加工って今まであんまりしてこなかったからいじってて楽しい
楽しくていじってるうちになんかしらインスピレーションを得られるかもしれないし、今回は歌に使用したけどギターやベース等の他の楽器に使うことで面白い効果が得られるかもしれない。
あとはダフトパンクごっことかできそう。夢が広がる。

とは言ったものの人にオススメするかと言われると楽しいよって部分以外では使い道ってそんなに多くない飛び道具的なエフェクトなんですよね。こういった音を頻繁に扱うジャンルの方ならいいんでしょうけど。
iZotopeは定期的にセールを行っていて、たまに無償配布されているElementからのクロスグレードで3000円程でVocalSynth2を手に入れることができます。セール価格なら試しに買ってみても良いかもしれないです。

※2021年5月10日までセール開催中&NecterElementが無償配布されているので、Elementからクロスグレードするのがオススメです。

その他補足

今回紹介したエフェクトをかけた音声は全てわかりやすさを重視して原音は混ぜていません。
実際にPOPSやロックで使おうとすると原音とエフェクトをかけた声を混ぜて使うことがほとんどかと思いますので、ここで聞く音よりも自然に聞こえます。
また、それぞれのエフェクトを組み合わせて使うことも出来るのでもっと複雑なエフェクトをかけることもできます。
iZotopeの公式にVocalSynth2のチュートリアルがあるのでそちらも参考にしてみると良いかもしれません。

音作りに関してはひとまずはプリセットを片っ端から聞いてみて好みの雰囲気のものを触ってみるのが一番オススメです。
公式に追加のプリセットも配布されているのでそちらも手に入れておきましょう。
iZotope公式のダウンロードページはこちら