ベースの録音・音作り・ミックスについての話

TIPS,ベースDTM

DTMを始めてベースの宅録をする場合においての音作り・ミックスまでの簡単な流れを紹介していきたいと思います。基本的な事だけど大事な事なので、これから宅録にチャレンジしたい!って方の参考になれば良いなと思います。

初めに:録音の前にしておくこと

出したい音をイメージしておく

これはしっかりとイメージをつけておいてください。
「後からミックスでなんとかなるんでしょ?」なんて思う方も中にはいるかもしれませんが、基本的に録り音の影響が大きいです。また、ベース単体で聴いた場合とオケに混じった場合の聞こえ方は変わります。

例えば落ち着いたベースの音が好きだから高域をカットしよう…なんて削ってしまうと後からその高域を取り戻すことは難しいです。それに、単体の音を聴いて高域が出ているなーと思ってもギター等の他の楽器も合わせて聴くとちょうどよく聞こえたりするので、全体を考えて音作りをするのがベストです。

イメージした音とかけ離れた音を無理矢理編集してイメージに近づけることは出来なくはないです。
ただ、それが良い音になるかっていうと別の話。
最初から意図した方向性の音が出ていないと良い音を作るのは難しいです。

もしどうしたらいいのか困ったらまずはトーンを絞ったり極端なEQをかけたりするのはやめて出来る限りバランスの良い音で録っておくのがオススメです。

チューニングをしっかりと行う

当たり前の話なのでわざわざ書くことではないかもしれませんが、チューニングはしっかりと行いましょう。
最初にしっかり合わせてそれでおっけー!ではなく数テイク録音するごとにこまめに確認したほうがいいです。
事前にオクターブチューニングもしっかりと合わせておくこと。

ピッチが悪いだけで上手な演奏が下手に聞こえてしまったりするので、気にしすぎってくらい気にして損はないです。チューナーによって精度も違うので、精度の高いチューナーを1つは持っておくと良いと思います。

録音の際に気をつけること・音作りについて

オーディオインターフェイスに繋いでベースの録音をするわけですが、パッシブベースを直接繋ぐ場合にはHi-Z入力に挿してください。機種によってはHi-Z入力がスイッチで切り替えになってたりもするのでお手持ちのオーディオインターフェイスを確認しましょう!

アクティブベースやエフェクター・プリアンプを繋ぐ場合には基本的にHi-Zじゃなくて大丈夫です。

次に人によって分かれるのが手持ちのエフェクター・プリアンプ等を使って録るのか、DAWでプラグインを利用して音作りをするのか。

手持ちの機材(エフェクターやプリアンプ)を使う場合・音作りについて

出来ればエフェクターを通してない音も同時に録音しておくと保険にもなるし、ミックスの際に混ぜて使ったりすることも出来るのでオススメです。
例えば使っている方も多いサンズアンプのベースドライバー等はパラレルアウトからエフェクトのかからない音を出力できるので、手持ちの機材にもよりますが録れるなら録っておくと便利です。

音作りに関しては初めに書いたように極端なセッティングでなければ出したい音が出せてれば特に問題ないと思います。どうしてもかけ録りになるので、歪ませたものはクリーンに戻ることはないし、コンプで潰したアタックも戻らない。そういった点だけは予め意識しておくと良いんじゃないでしょうか。

※特にコンプはどうしてもそのペダルコンプの質感が欲しい!とかでない限りはミックス時にかけることがほとんどなので、かけないもしくはかけても薄くかけるくらいで十分かなと個人的には思います。

DAWでプラグインを利用する場合

音は録音後にプラグインで作っていくのでとにかく上手く弾けるまで録音するのみ!!
ベース直でライン録音した場合カリカリとした細い音になってしまうので、何かしらのアンプシミュレーターをプラグインで使用してあげると良いです。
プラグインを挿した状態で録音してもOKですが、プラグインや環境によってはレイテンシ(音の遅延)が気になったりすると思うので気にならない程度に留めてください。

エフェクター・プリアンプを使う場合もそうですが音割れしてしまわないよう録音時の音量には気をつけましょう。

ミックスについて

DAWが普及して今では自分でミックスをする人も少なくないと思うので、音作り=ミックスになりつつあるような気もします。
ミックスって何するのっていうお話なんですが、簡単に言ったら各パートのバランスをとってより良く聞こえるように整理することです。

例えば、ベースの低域をもっと聴かせたい!!ってなった時にベース単体で考えたら低域をEQで上げるって選択肢になると思いますが、楽曲の中でギターやドラムがいる中で目立たせるとなるとギターの低域をカットしてベースが良く聞こえる隙間を作ってあげたり、他にもEQの代わりにエンハンサー等で倍音を付加して低域を際立たせるとかミックス時に出来ることは色々あります。

そういった点を踏まえると、音作りの段階でめちゃくちゃ低域をブーストしたりする必要ってあまりないんですよね。出過ぎてたらミックス時にカットされます。
ミックスを自分でやらないって人も何をしてるのかを知っておくと音作りに役立つんじゃないでしょうか。

弾いてみた等のベースがメインになる場合は別

唯一の例外というか演奏動画等でベースをメインで聴かせたいっていう場合は音作りやミックスも変わってきます。どういうコンセプトで作るのかにもよりますが、基本的には通常の楽曲よりもベースの音量も上げられるのでベース単体で聴いてかっこいい音を作って、必要なら他のパートのほうを調整してベースが一番良く聴こえる状態にするのが良いです。

※これは賛否両論あるかと思いますが、もしSNSに音源をあげる場合にはスマホで再生される事も多いのでそれも考慮して音作りするのがオススメです。具体的にいうと高域が出てないぼやーっとした音だと、スマホのスピーカーだとベースが全然聞こえない…なんてことも多々あります。

まとめ

具体的な話というよりは意識するポイントのようなお話になってしまいましたが、これからDTMを始めるようなベーシストの方の参考になれば嬉しいです。
正直今では手頃な価格のオーディオインターフェイスでもそれなりの質はあるしDAWに付属してるエフェクトも十分使えるしで言い方は悪いですけど変なことしなければ質の面では十分なクオリティーで録れるはずです。
そこから更に100点目指して良くしていこうと思うとお金も技術も必要になってきてなかなか大変ですけどね…

今回はこういったお話だけで終わってしまったので、実際の音作りやミックスについても今度紹介していきたいなーと思います。

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