【ギター】OWNHAMMERのIRについて紹介【Impulse Responses】

ギターIR,アンプシミュレーター

愛用しているOWNHAMMERのIRについてどんな内容なのか紹介していきます!
OWNHAMMERのIRは購入すると大量のIRデータが入っているので、選択の参考になれば幸いです。
IRってなんぞや?って話は別の記事で紹介しているので良ければ併せて読んでみてください。

OWNHAMMER Evolution Debut Bundle

僕が買ったのはこのIRのバンドル
色々試してみたいなと思ったものの好みの問題でほとんど412TRADか412MRCBというメサブギーとマーシャルのIRしか使用してません…(笑)

IRを買ってみて個人的に一番困ったのがファイル多すぎ問題。
片っ端から試すにしても量が多いので、どれ選べばいいんだよぉ!?って状態でした。
OWNHAMMERはカテゴリーごとにフォルダを作って分けてくれてはいるんですが、なんとなくは分かるもののもっと詳しく知りたいなーと思っていたので、その辺りについて紹介していこうと思います。
(今OWNHAMMERのIRってどれくらいファイル数あるんだろうって見てみたら9万6千とか出てきてそりゃ選べねえよってなってます…)

IRのモノラル・ステレオ・サンプリングレートの選択

フォルダを最初に開くとまず出てくるのがこちら。

なんかステレオのほうが良さそうだしサンプリングレートも高いほうがいいんじゃないの??なんて最初は思ったんですが、ソフトのアンプシミュレーターの場合はDAW側のサンプリングレートに合わせたものを、KemperやAxeFX等のハードのアンプシミュレーター場合はその機材のサンプリングレートに合わせたものを使用します。
(有名どころの機材についてはOWNHAMMERの公式でどれ使ったら良いか記載されています)
ステレオのファイルも推奨されている機材がStrymonくらいだったので基本的にはモノラルのものを選んでおけば間違いないです。

Mics Mixes Summary

次にお目当てのキャビネットのフォルダを開くとこんな感じ。

大量にあって迷いそうですが、基本はMics・Mixes・Summaryの3種類のフォルダです。
Brightとかついてるのは基本のものにちょっと色付けがされたものです。

■Mics
単一のマイクを利用して録られたIRが入っています。
一般的なSM57やコンデンサーマイクリボンマイクetc

■Mixes
OWNHAMMERではこのマイクミックスしたIRが公式にもおすすめされています。
マイクミックスが多くのギター録りで使われる手法な事と、意図的に僅かな位相のずれを利用して生生しいギターを再現してくれるとのこと。

■Summary
一番標準的な音を知りたい場合にはSummaryがオススメです。
トーンが明るすぎず暗すぎずちょうど中間で一般的なキャビネットとスピーカーの音色になるよう作られてます。

これだけでも随分選びやすくなったんじゃないかなーとは思いますが、Mixesフォルダを開くと更に大量のファイルがあるので安心してください…
ただ、ここから先はどれがオススメかってよりも、使っているギターやアンプシミュレーターのアンプ部分によって選択が変わってくる部分なのでぜひ色々試してみてほしいです。

個人的には最初にギターを録音する前のキャビネットの選別は割と大雑把に好みのものを選んで、オケと合わせたとき、ミックスの時の細かい調整の一貫でキャビネットを更に選別するのがオススメです。
闇雲にEQでなんとかしようとするよりもIRを差し替えて解決することも多いので。

楽器は録り音が全てだなんてよく言われますが、このキャビネット(IR)の選別もその1つだと思います。

とはいえまだ迷う部分もあると思うのでここから更にカテゴリーやファイル名に使われている用語について解説していきたいと思います。どんなのが入ってるのか気になる人や買った人じゃないと見ても面白くないと思いますが…(笑)

カテゴリーやファイル名に使われている用語解説

BRIGHTとかDARKとかはなんとなく分かるんですけどBEEFとかHAIRとか言われても肉?髪?何?ってなりますよね。
その辺も英語での説明が同梱されているんですが、自分の為にもここに簡潔にまとめておこうと思います。

フォルダーのカテゴリー名

割とわかりやすい部分ですがまずここから。

■Bright
ハイエンドを強調したサウンド
■DARK
ハイエンドを抑えたサウンド
■MidBoost
ミッドレンジが強調されていてソロやリードギターにもオススメ
■MidCut
ミッドレンジとローエンドがカットされたサウンド
■SoftShelves
ローエンドとハイエンドを軽く持ち上げたサウンド
■Tight1
ぼやっとした中低域をカットし引き締められたサウンド
■Tight2
Tight1と似ているが中低域がもう少し欲しいって時はこちら

Micsフォルダ内の用語

使われているマイクについて触れていきます。

■57
SHURE SM57
マイクの位置も複数選べます
■87
コンデンサーマイク NeumannU87
■121
リボンマイクRoyerR121
■160
リボンマイクBeyerdynamicM160
■414
コンデンサーマイクAKG C414B-ULS
■421
SennheiserMD421-5(Telefunkenロゴのヴィンテージタイプ)
■AUX
FLOOR・MID・REAR・ROOMのキャプチャを組み合わせたもの
■FLOOR
床面に設置されたNeumanKM84(コンデンサーマイク)
■MID
中距離に置かれたAEA R92(リボンマイク)
■REAR
キャビネット背面に置かれたNeumannKM84(コンデンサーマイク)
■ROOM
部屋鳴りを録ったNeumannKM84(コンデンサーマイク)

Mixesフォルダ内の用語

ファイル多すぎて画像にできなかったので割愛!!

■599
ギター録音で人気のある3つのマイクのミックス
■ALL
各マイクカテゴリのものをミックスしたもの
■BALANCED
周波数帯域が偏らないバランスの良いミックス
■BEEF
中低域を中心に詰め込まれた肉厚なサウンド
■BIG
しっかりとしたローエンドが含まれたサウンド
■BITE
ハイエンドが強調されたサウンド
■BOLD
ローエンドとハイエンドをわずかに抑えた中域の出たサウンド
■BROWN1
初期の頃の有名な「ブラウンサウンド」の再現
■BROWN2
1と比べ柔らかく心地よい派生物で、後年を彷彿とさせるサウンド
■CHUNK
中低域に特徴のあるBEEFに近いサウンド
■CLASSIC
クラシックなロックサウンド
■CUT
タイトなローエンドとハイミッドをカットしたサウンド
■DENSE
バランスの良い重量感のあるサウンド
■EARTH
マイルドで暖かみのある素朴なサウンド
■EVEN
フラットな周波数応答をもたらすミックス
■FAT
低域と中域を出しつつも明るさの保ったサウンド
■FIRE
ハイミッドに特徴のあるサウンド
■FORWARD
多くの有名なアルバムで使用されているギター録りのテクニックを利用したサウンド
■FULL
ハイエンドを維持したライブ向けなサウンド
■GRIT
透明感とエッジの効いた中域
■HAIR
高域を盛ったサウンド
■HARD
Forwardに似ているがよりエッジの立ったサウンド
■IRON
クリアで密度の高いサウンド
■LEAN
ローエンドがタイトで中域から高域のバランスが良い
■MODERN
モダンでアグレッシブなサウンド
■OLDE
豊かで柔らかく落ち着いたサウンド
■PARADOX
暗いトーンと明るいトーンのマイクをミックスしてバランスをとったサウンド
■POCKET
バッキング向けな少し控えめなサウンド
■RIP
ある程度の太さを維持しつつ透明感のあるハイエンド
■SCOOP
ローとハイを持ち上げミドルをカットしたサウンド
■SCREAM
アグレッシブでよりギターの目立つサウンド
■SMOKE
少し暗めで透明感のあるサウンド
■THICK
中域が強調されたサウンド
■VINTAGE
滑らかな高域と柔らかい中低域
■WARM
中低域と中域に暖かみのあるサウンド

その他
ファイルの末尾に1,2等がついてるものに関して特別明記されていないものは、1は明るくローエンドが少なくなり、2は暗めのトーンになるとのこと。

まとめ

1つのキャビネットに対してここまで幅広く用意されてるって本当に凄いですよね…
IR気になってるよって人はアンプシミュレーター本体と比べて高いものじゃないからとりあえず買ってみると良いと思います。アンプシミュレーターのキャビネット部分も出来の良いものが増えていますが、どっちが良いとか悪いとかの話じゃなく選択肢がこれだけ増やせるってのはそれだけで価値があると思います。

僕はギターの音をもっと良くしたいなーと思ってアンプシミュレーターをいくつか購入してきましたが、それで分かったのはやっぱりキャビネット部分が大事だなってことでした。
使えるアンプの種類を増やす意味で本体を色々試したり買うのは良いと思うんですが、それなりのアンプシミュレーターを既に持ってるならIRはぜひ試してほしいです。

正直この記事読んでも結局どれ選んでいいのかわかんねえよ!ってなる気はするんですが、どれ選んでも正直音は良いんですよね。曲に合うかどうか好みに合うかどうかの部分で選んでもらえたらいいんじゃないかなーと思います。

>>OWNHAMMER公式